ランニング 大会レポート

【あおもり桜マラソン】38km地点で無念の足攣り!フル4:25:06

2024あおもり桜マラソンに出場しました。

https://aomori-sakuramarathon.com/

今回の目標は6年前に1度は達成したサブ4返り咲き。そしてペーサーを見つけること笑。これは冗談のようで本気で目標にしている。

タイム的なところだと5分30秒のイーブンペースで3時間52分04秒でゴールすることです。

果たして結果はいかに?

あおもり桜マラソンの大会概要

主催は青森市、青森陸上競技協会、あおもり桜マラソン実行委員会。

青森県青森市で開催される大会です。

47都道府県でのマラソン大会出場を目論んでいるから「あおもり桜マラソン」で青森をやっつけることにしました。

開催日時

2024年4月21日(日)8:50 スタート。

種目別概要

フルマラソン、ハーフマラソン、10km の3種目があります。

僕はもちろんフルマラソンに出場。

対象/18歳以上
参加料/7,000円
スタート/第1ウェーブ 8:50、第2ウェーブ 9:00
制限時間/5時間30分
募集人数/2,600人

地方大会は参加料が抑えられていて助かる。

エントリー期間

2023年11月7日 0:00~2024年2月12日 23:59 まで。

早い段階から2024あおもり桜マラソンに出場すると決めていたから2023年11月3日にエントリーしました。

参加賞

参加記念品(Tシャツ)、完走賞(フィニッシャーズタオル)、完走証。

完走メダルをもらえる大会もあるけど、あおもり桜マラソンの参加賞は上記の3点です。

あおもり桜マラソンのコースについて

フルマラソンとハーフマラソンは日本陸連公認コースです。

日本陸連公認コース

完走すればそれが公認記録として認められるコース。

青森県内で3つあるマラソン大会のうち唯一のフルマラソン公認コースです。

スタート地点

スタート地点は青森市西部に位置する「野木和公園」です。

桜マラソンというだけあって桜が満開でした。

関東ではすでに散っていたから青森で再びお花見を楽しむことができたのは何だか不思議な感じがします。

公園内は広くてアップをするのに不自由はなかったです。

また、更衣室は男女ともにテントがいくつも設営されていたから余裕をもって着替えられました。

フィニッシュ地点

フィニッシュ地点は青森県観光物産館アスパムの隣にある「青い海公園」です。

ゴールの先に荷物置き場が見えるから受け取りに迷うことはありませんでした。

受け取り時には感動する出来事があったんだけど「総評」に後述します。

高低差

コースはほぼ平坦。

高低差 20m の「青森ベイブリッジ」がコースの特徴でもあり難関です。

逆に難関は青森ベイブリッジだけとも言えるから、あおもり桜マラソンでサブ4返り咲きを狙う。

あおもり桜マラソンの遠征内容

車で行ける距離の大会は基本的に車で行きます。

車で行けない距離の大会は電車もしくは飛行機を利用することになるけど今回は新幹線で行きました。

移動手段

往路
2024年4月20日10時09分出発~13時24分到着

復路
2024年4月22日17時44分出発~20時58分到着

上野駅から新青森駅までは3時間15分。

往復(グリーン車)44,580円。高ぇ。

新青森駅から青森駅に移動して周辺のホテルに宿泊しました。

宿泊先

ホテルサンルート青森
〒030-0801
青森県青森市新町1-9-8
017-775-2321

ゴール地点から徒歩で帰ってこれるホテルを選定。

2泊で31,500円。高ぇ。

基本的には寝るだけなので特にこだわりはないけど大浴場やサウナがあったらベスト。

あおもり桜マラソンの大会レポート

スタート
今回はサブ4を狙う。前回のハーフではペーサーを見つけられずに突っ込んでしまったから必ずペーサーを見つけよう。いた!5分30秒だ。この人に付いていけば間違いない。これでサブ4は確定したようなもの!いよっ!サブ4請負人!!よろしく頼んます!!!

レース展開

スタート~5km(0:28:14)

1km:5分50秒
おい!俺の目ーーぇぇええ!!マラソン大会では眼鏡をしないから5分30秒だと思っていたペーサーがなんと5時間30分のペーサーだった。スタート直前に気が付いたのはいいけど周りに合わせて走ったから最初の1kmが5分50秒。だいぶ後ろの方からのスタートだったし一緒に走りたいペーサーとは40秒くらい離れているのか?!少しずつ追いついて行かなきゃ…

2km:5分22秒
やってしまった。少しずつ追いついて行くつもりが5分22秒。とはいえペースを上げたから風船を付けたペーサーが見える!あのペーサーは何のペーサーだ?とりあえず距離を保ったままペースを計ろう。

3km:5分35秒
5分35秒?4時間30分のペースではないぞ。だとしたら4時間か?わからない。風が強いからあの集団に入った方が良さそうだ。これはやむを得ない。追いつくぞ!

4km:5分23秒
追いついた!そして集団の前に出ることに成功。5分23秒は致し方ない。この集団は4時間のペーサーに率いられていることが判明!やった!!サブ4の集団だ!!!あとは思考停止してひたすらついて行くのみ!!!!

5km:5分40秒
5分40秒ってこんなにも楽なペースなのか!乱れていた呼吸もあっという間に回復した。この調子なら余裕でついていける!

5km~10km(0:28:25)

6km:5分45秒
まさにサブ4ペース。安心して走っていられる。景色を見る余裕も生まれてきた!

7km:5分41秒
畑ばかりで拓けているから風が強い。集団で走っているから風下なら体力も消耗しないだろう。

8km:5分33秒
5分33秒?!何だか急にペースが上がったと思った。とはいえこのくらいのペースならどうってことはない。

9km:5分39秒
やっぱり速すぎたのか、、ペースが戻りつつある。

10km:5分26秒
いやいやいやいや、5分26秒?そりゃないぜ、ペーサーさん!もう少しペースを落としてほしい。

10km~20km(0:56:27)

11km:5分31秒
ペースは戻りつつあるけどまだ速い。この5kmはサブ4ペースで走れてないよ!

12km:5分27秒
またまたまたまた、そんなに揺さぶらないでよ!ペースが上がったり下がったりすると不安になる。大丈夫か?

13km:5分33秒
戻ったけどまだ速い。ペーサーを信じるか。自分の体内時計を信じるか。ここはペーサーを信じる。

14km:5分35秒
ペーサーを信じると決めた。それを言い訳にはしない。信じてついて行くだけだ!

15km:5分34秒
この3kmはブレがない。ペースが一定だと走りやすい。5分35秒は当初の予定だった5分30秒に近いペースだ。このまま行こう!

16km:5分36秒
ははーん、さてはポジティブスピリットだな。5分35秒ペースで貯金を作っておいて後半は5分55秒以内で走り切る作戦だ。そうに違いない!

17km:5分50秒
え、違うの?!急にゆったりペース。速くなったり遅くなったり一定になったり。とにかく信じてついて行くしかない。

ここから安定したペース展開になる…

18km:5分36秒
19km:5分42秒
20km:5分36秒

20km~30km(0:56:34)

21km:5分39秒
22km:5分39秒
23km:5分37秒
24km:5分39秒
25km:5分35秒
26km:5分28秒
27km:5分36秒
28km:5分48秒
29km:5分34秒
30km:5分35秒

30km~40km(1:09:13)

31km:5分36秒
32km:5分37秒
33km:5分43秒

34km:5分39秒
ここまでいい感じに刻んでこれた。ペーサーについて行って正解!でも何だか足が攣りそう、、水も飲んでるし塩飴も舐めてるのにどうして?!

35km:6分02秒
今回は絶対にサブ4を達成するって誓ったんだ。あと7kmなんだからこの集団に留まれ!40分くらいどうにかなるだろ!持ってくれ、足!!

36km:6分01秒
気合いでついて行くので精一杯だ。油断したら気力が絶たれてしまいそう。しかしこれ以上速く走ったら足が攣りそうだ、、

37km:6分27秒
ダメだ、集団から零れた。徐々に引き離されていく。ここでついて行けなければサブ4は達成できない!ついて行きたい。でも足が攣りそう、、、

38km:7分41秒
これ以上走ったら確実に足が攣る。これは紛れもなく熱中症の症状。一度攣ったらしばらく動けなくなって回復してからも歩くのが困難になる。苦渋の決断で歩くしかない。

39km:9分09秒
今回もダメだったか。水分もミネラルも補給を怠っていなかったのにまさか熱中症になりかけるとは、、気温か?どうすれば再びサブ4を達成できる?

40km:10分29秒
ボランティアの方の拍手がツラい。応援をしてくれているのに走ることができない。歩いて目の前を通過するのは心が痛い。

40km~フィニッシュ(0:27:53)

41km:13分18秒
開き直ってトイレ。足はずっとギリギリ。ここまでは少し走っては歩いての繰り返しだったけどもう完全に歩き続けている。

42km:11分49秒
最後の5kmは酷いタイムだ。ここさえ乗り切ることができればサブ4は見えてくる。次はどんな対策をすればいい?わからない。また一から出直しだ。

ゴール
結果は4時間25分06秒。足が攣って歩いたとはいえ過去17回のフルマラソンで4番目に良いタイムだった。次こそはザブ4を達成したい。

総評

あおもり桜マラソンではピンク色の上着を着た沿道にいるどのボランティアの方もずっと拍手をして応援してくれていたのが印象的だった。もっとも印象に残ったのは預け荷物を受け取りに行ったときだ。

荷物を預けたトラックまで歩いていると急に目の前に男の子が現れた。ダッシュして近づいてきたようでぶつかると思って避けようとしたら「はいっ」と手荷物を渡された。それは紛れもなく自分のゼッケンナンバーが貼られた自分の荷物。

トラックまで50mくらいの距離だったんだけど遠くから自分が歩いてくるのを見つけて走って荷物を持ってきてくれたのだと理解。その瞬間「すげー!マジで?!そんなことある??ありがとう!!」と伝えたらニコッと笑顔を見せて次のランナーの荷物を取りに戻って行った。

そんなことされたらね。もう、、あおもり桜マラソン好き!ってなっちゃう。

マラソン大会というのはボランティアの方に支えてもらって初めて成立する。いつも感謝をしているけど今回はよりその気持ちを強く抱いた。

あおもり桜マラソンの結果

上記の通り足が攣りはしたものの無事に完走することができました。

足攣りは熱中症の影響なのか、単に足が作り込めていないのか、走り方の問題なのか原因はわかりません。

前半は海風が強かったから集団の中を走って体力を温存しようとか、田んぼが広がる田舎の風景を楽しむなど気持ちに余裕がありました。

4時間以内で完走すると意気込んでいたのに達成できなくて残念だったけど、次こそ対策を練って必ずやサブ4に返り咲きます。

タイムは4:25:06

フルマラソン一般男子40歳~49歳での順位は300位。

男女別総合順位では857位(4,655人中)という結果でした。

サブ4返り咲きは叶いませんでしたがサブ4.5は2019年以来の達成で3度目になります。

サブ4を達成できなかった原因

電解質のコントロールができずに38kmで撃沈。15℃の気温に対応することができなかった。

いやぁ、、サブ4を達成すると息巻いていたのに達成できなくて悔しい。

38km手前から足が攣りそうで攣ったら歩くことすら困難になるとこれまでの経験で知っていたからサブ4は諦めて歩く決断をした。

この症状は明らかに熱中症だ。

人生で初めてこの症状になったのは2018年のスパルタンレース。両足が攣って動けなくなってしまった。山で過酷なレースだったからそういうこともあるかと不思議に思わず、しばらく休んでいると動けるようになったからそのままレースを続行して完走した。

次にこの症状になったのは2019年でやっぱりスパルタンレース。山の過酷なレースだから足が攣りやすくなる。自分の中ではそういう認識だった。この症状が熱中症だと教えてもらったのが2022年のスパルタンレースだった。

東京ドイツ村で開催されたレースは日差しがキツくて気温も高かった。このレースでは山でもないのに両足が攣った。今までと異なったのは痛みの強さだ。両足はずっと攣ったままで強烈な痛みが走り続けた。体の異常事態にこれはおかしいと感じて人生で初めてのリタイアを経験した。

救護の人は明らかに熱中症の症状だと言った。熱中症と言えば頭がフラフラしたり倒れたりするものだと思っていたから足攣りが熱中症の症状だというのは意外すぎた。

熱中症の症状がわかってからは水分やミネラルの補給に気を付けて10kmで500mlの水を飲むようにしたり塩飴を常に口に含んだりと熱中症にならないように対策をした。

それからはスパルタンレースに出場していなかったこともあるけどマラソン大会でも熱中症になることはなかった。

しかし2024年の木曽三川マラソンで再び熱中症を経験することになる。この日は冬の大会で寒くてさらに雨も降っていた。まさかこんなコンディションで熱中症になることなんてないと思い塩飴を舐めなかったのだ。そしたら30kmを過ぎた辺りから足に違和感を覚え35km地点で完全に両足が攣ってしまった。この症状は紛れもなく熱中症。恐らく合羽を着ていたから蒸れて汗をかきミネラルが失われて行ったのだろう。完全に盲点だった。

だから今回のマラソン大会では水分補給をしつつミネラルも積極的に摂った。それなのにもかかわらず足が攣ったのは加齢以外に思い当たる節がない。足が攣る原因をゴール後に調べたけどやはり当てはまるのはミネラルを失ったからであり原因のひとつに加齢があった。今までと同じ量のミネラルでは足りないのだ。

これまでの経験からして熱中症になるのは霧がかった湿気の多い山や雨の日の気が付きにくい発汗。そして気温の高い日に限られる。この条件のときのレースは今まで以上に水分補給やミネラル補給に気を配る必要がある。

サブ4を達成する鍵となるのがミネラルコントロールだとは思いもしなかったけど次こそ抜かりなく発汗の対策をして自己ベストを更新したい。

あおもり桜マラソンで周辺観光

マラソン遠征での楽しみと言ったら観光です。

神社、サウナ、食などに興味を持って事前に調べて行くんだけど、観光の都合で宿泊先を選んだりもするから重要度としては高め。

うとうじんじゃ善知鳥神社

海の神、航海安全の神として知られる市杵島姫命イチキシマヒメ多岐津姫命タギツヒメ多紀理姫命タキリビメ宗像三女神むなかたさんじょしんを主祭神として祀っている神社です。

宿泊したホテルサンルートからは徒歩7分。

ホテル周辺の散策やコンビニへの買い出しも兼て参拝してきました。

ひろたじんじゃ廣田神社

青森開拓の一大恩人である進藤庄兵衛正次しんどうしょうべえまさつぐの神霊を祀っている神社です。

宿泊したホテルサンルートからは徒歩14分。

Google マップのクチコミが多い神社を選んで行くことが多い。

鶴亀屋食堂

青森と言ったらマグロかなと思い Google マップのレビューが多かった鶴亀屋食堂へ。

開店直後の11時過ぎに行ったんだけど、すでに満席で相席での食事。店内に所狭しと貼られたステッカーやのぼりに圧倒されつつ本マグロを堪能しました。

青い森鉄道線の青森駅から浅虫温泉駅に行くんだけど1時間に1本というレベルなので注意が必要。

鶴亀屋食堂(食べログ)
〒039-3501
青森県青森市浅虫蛍谷293-14
017-752-3385

青森まちなかおんせん

ホテルに大浴場がなかったから青森センターホテルの青森まちなかおんせんを利用。

2024あおもり桜マラソンで食を支えてくれたのが併設されているレストラン「ふる河亭」です。

生姜焼き定食を注文したんだけど今まで食べたどの生姜焼きよりも肉が柔らかくてびっくりした。「生姜焼きってこんなに柔らかくなるんだ…」そう感心しながら無心で貪った。というより飲んでいたかもしれない。それくらい美味しかった。

フルマラソン完走後はガッツリした食欲がなくてマグロ刺し、天ざる、冷ややっこにビールを注文。天ざるや冷ややっこの美味しさもさることながら驚いたのがマグロ刺しのレベルの高さ。

青森まちなかおんせんはいわゆるスパと呼ばれる施設だけど西友やダイエーなどで売っているようなマグロ刺しとは大違いで港から直送されているようなレベル。鶴亀屋食堂と遜色ない。めちゃくちゃ美味しかった。

こんなに美味しいマグロ刺しが950円で食べられるなんて恐るべしふる河亭。

青森センターホテル
〒030-0862
青森県青森市古川1丁目10-9-1
017-762-7500

あおもり健康ランド

新青森駅から徒歩10分。新幹線の時間が来るまでゆっくりのんびり過ごす。

かつて栄華を極めたであろう昭和ノスタルジックな温泉施設。

あおもり健康ランド
〒038-0042
青森県青森市新城平岡404-1
017-766-1000

あおもり桜マラソンの関連動画

シンガーソングランナー SUI さんとマラソン YouTuber こわだ君の動画です。

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【絶景】あおもり桜マラソンをキロ4分で実況ランしたら!?

以上、2024あおもり桜マラソンでした。

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