第2回富士山クライムランに出場しました。
今の走力を確かめたくて上りと登りだけのレースに出場。
2時間以内に完走できると富士登山競争山頂コースの出場資格を獲得できる大会です。
2025年は毎月200km走ってきたので日頃の成果はいかに?!
富士山クライムランの大会概要
主催は一般財団法人アールビーズスポーツ財団。
後援は山梨県、富士吉田市、富士山五合目観光協会、富士吉田市外二ヶ村恩賜県有財産保護組合、公益財団法人富士吉田スポーツ協会 、一般財団法人ふじよしだ観光振興サービス、山梨日日新聞社 山梨放送となっています。
開催日時
2025年9月14日(日)
種目別概要
富士山クライムラン/富士山キッズラン/富士山ファミリーラン
僕は富士山クライムランに申し込みました。
対象/大会当日18歳以上の健康な方
参加料/15,000円
スタート/9:00
制限時間/3時間
募集人数/2,000人
エントリー期間
2025年5月12日(月)12:00~7月31日(木)23:59まで。
参加賞
記録証、ソフトカップ
富士山クライムランのコースについて
〈前半約8km〉富士北麓公園 富士山の銘水スタジアム~馬返し:舗装路
〈後半約4km〉馬返し~五合目:未舗装路(トレイル)
スタート地点・フィニッシュ地点

スタートは富士北麓公園 富士山の銘水スタジアムでゴールは五合目です。
高低差
富士山クライムランの標高差は約1,200mとのこと。
富士山クライムランの大会レポート

スタートはウエーブスタートを採用。
3分間隔でのスタートによりコース上での渋滞を緩和できるとのこと。
僕は第14ウエーブでのスタートでした。
レース展開
スタート~3km(0:17:04)
ウエーブスタートがスムーズすぎた。
全部で20ウエーブあるのに各ウエーブが芝生の上に並んで待機していて、5ウエーブくらいがトラック上で整列。
1ウエーブがスタートしたら芝生の上に並んでいる1ウエーブがトラックで整列しているウエーブの後ろに並ぶ仕組み。
よく考えられているなと思いながら第14ウエーブでスタート。
最初の1kmはトラックを含む平地で5分41秒とサブ4ペースでの出だし。

2kmが5分32秒、3kmが5分51秒でこの辺りから上りが始まった。
3kmまでの獲得標高はアプリによると19m→9m→20mとウォーミングアップにはちょうど良い。
4km~8km(0:49:10)
4kmから上りのキツさが変わってくる。
ここまでは何とか走れていたけれど勾配が厳しくなって心拍も急上昇。
汗も滝のように出る。

スタート前に「上りでは絶対に歩かない」と決めていたけど早くも心が折れそう。
歩いた方が速いんじゃないかと思うレベルの上りです。
6kmくらいまでは粘りはしたものの、とうとう歩いてしまった。

写真だと勾配の違いがわかりにくいけど上るにつれて明らかにキツくなっていく。
マジで心肺がキツイ。
結局3回くらい歩いて馬返しに到着。

アプリによるとここまでの獲得標高は65m→82m→95m→113m→154mとのこと。
9km~フィニッシュ(1:06:35)
馬返しからはいよいよ登山コース。
上りから登りに切り替わります。
2023年に馬返しから富士山に登っているから何となくのイメージはできている。
エイドで心拍を整えてから鳥居で一礼をして登りステージに突入。

そうそうそう、こんな感じだったわと思い出しながら登る。
山道に入ってからは走るなんてことはできずに黙々と歩いての登山。
クライムランなんて無理だって。

心肺も四頭筋も限界に近づいてきて「ゴールはまだか、ゴールはまだか」と頭の中ではそんなことばかり。
登りの後半はさすがに楽しんでいる余裕はなくなっていた。
それでも可能な限りの力を振り絞って黙々と登る。
しかし富士登山競争山頂コースの出場資格を獲得できる2時間以内の制限時間は無情にも過ぎてしまいました。
体感としては奥武蔵ロングトレイルレース20Kよりもキツかった気がします。

登山コースを抜けるとコンクリートの坂道。
この景色が目に飛び込んできたときは「やっと終わる!」と歓喜の思いで胸がいっぱいになった。
2時間以内でのゴールなんて夢のまた夢で終わったけれど富士山クライムランを走れたのは良い経験になったと思います。
総評

まさか上りがこんなにもキツいとは。
月間200km走っていても上りにはまったく対応ができなかった。
これはきっと坂道とか峠での練習が必要だ。
登りも攻略するとなると心肺の強化が必須だと感じました。
寒さに耐える下山用シャトルバス乗り場

帰りのシャトルバス乗り場は長蛇の列でした。
五合目ということもあって風が冷たくて寒かったです。
タンクトップや半袖の人もいたけど30分も寒さに震えながら待つのは大変そう。
預け荷物には羽織るものを1枚入れておくと良いです。
下山後に食べられる吉田のうどん

スタート地点まで戻ってくると参加者はアスリートビブスを提示することで「吉田のうどん」を食べることができます。
疲れ切った体に染み渡る優しい味のうどんは何ともいえない格別さがありました!
陸上競技場でうどんを食べるなんてことはないから座って食べているのが何だか不思議な感じ。
富士山クライムランの結果

2時間以内のゴールを狙っていたけど惨敗。
上りも登りも経験不足が否めません。
とはいえなかなか近場で練習できるところがないので次は心肺を鍛えて出場したい。
タイムは2:13:47

総合:1308位
年代別:455位
山岳区間:1318位
奥武蔵ロングトレイルレース20Kの結果が良かっただけに悔しい思いをした。
サブ4を達成できるかできないかレベルの脚では2時間以内の完走なんて難しいのだろう。
近いうちにサブ4を達成してサブ3.5を目指せるようになったら再挑戦したい。
結果が振るわなかった原因
月間200km走っていようと、それはあくまでも平地での練習。
上りや登りでは心肺にかかる負担が大きくなり、使う筋肉も異なります。
フルマラソンと富士山クライムランでは練習内容を変えなければならないと感じました。
2025年はサブ4を達成するために月間走行距離を200kmに定め、速さよりも距離を優先してロング走ばかりをやってきた。
これまで心肺を鍛える練習はしていないから今後のポイント練習で強化していきたい。
富士山クライムランの遠征内容
富士山までは車で行ける距離です。
当日出発でもスタートに間に合うから移動手段は車を選びました。
移動手段

富士北麓公園または富士山パーキングとなります。
駐車場の利用にはエントリー時に申し込む必要があるので注意。
富士山パーキングからスタート地点までシャトルバスが運行しています。
シャトルバスは満席にならないと出発しないので時間に余裕を持って行きましょう。
富士山パーキング
403-0005
山梨県富士吉田市上吉田 字剣丸尾5597-84
ふじやま温泉

どこのお風呂に入って帰るか悩んでいたら高速の入り口付近でふじやま温泉を発見。
日本最大級の純木造浴室はレトロな雰囲気が漂い、富士山クライムランで疲れた体を癒してくれます。
サウナには富士山の溶岩を交えたサウナストーンが取り入れられているとのこと。
フジヤマダイニングの食事処では名物のほうとうをいただきました。
こちらも優しい味で体に染み渡る。
ふじやま温泉
403-0017
山梨県富士吉田市新西原4-17-1
0555-22-1126
富士山クライムランの関連動画
チャレンジ20Kの動画が見つからなかったので35Kと105Kを完走した猛者の動画をご紹介。
雰囲気だけでも伝わると思います。


